フリードリヒ・エーベルト財団 (FES) は、ドイツ連邦共和国の非営利の政治財団です。民主主義の基本的価値に則り、教育・研究・国際協力を通して公共政策の発展に努めています。
FESは1925年に設立され、ドイツ初の民主的な選挙により選出されたフリードリヒ・エーベルトに因んで名付けられました。貧しい手工業労働者から国の最高権威にまで登りつめた社会民主主義者エーベルトは、自らの政治的対立の経験から、民主主義と多元主義の精神の下、国民各層の政治・社会教育の推進奨学金の供与による大学入学支援、才能のある若者の支援国際理解・協力への貢献に取り組みました。
1933年、ナチスによって活動を禁止されたものの1947年に復活したエーベルト財団は今日、多岐にわたる活動を通じて、これらの目的を追い続けています。民間の文化的非営利団体として社会民主主義の理念と基本的価値を追求しています。
ドイツ国内における政治教育のほか、FESの活動範囲は世界100カ国以上にわたっています。東京事務所は1967年に開設され、国際対話部(Internationaler Dialog)に属しています。
Brochure of FES (Japanese)
Brochure of FES (German)
Brochure of FES (English)
ボンおよびベルリン事務所、ドイツ国内の州・地域の事務所、外国の事務所を合わせて、総勢595人 (2018年)。
約1億9460万ユーロ、主に公的資金による。
ドイツ国内だけで、14万人が2750件の教育講座、ディスカッション・フォーラム、および特別会議に参加。
107カ国の事務所を拠点で活動を展開(「世界のFES事務所」を参照)。
2876人の学生(うち約286人は外国人)に奨学金を給付。
ドイツ/国際労働運動に関する最大規模の専門図書館で、約100万冊の蔵書を有する。 ドイツにおける労働運動史に関する文書では最大規模の収集。