10/19/2019

ワークショップ「Remembrance – Responsibility – Reconciliation. New Challenges for Education in Germany and Japan」

世界的なポピュリズムの台頭、ナショナリズムへの傾向、若者の近現代史に対する知識の低下によって、今日では過去の記憶を維持することがこれまで以上に重要となっています。このワークショップでは、ドイツと日本の研究者が両国の記憶の文化を分析し、学校や大学における歴史教育および過去への追悼といった現在の課題について議論します。

Photo: Martinvl for wikipedia.org

戦争と戦争の原因そして戦争犯罪について、またジェノサイド、追放や暴力についての学術的研究に基づいた記憶、ならびに犠牲者に対する正義、平和の維持、そして実現可能な和解の道への責任は、民主主義に基づく社会、そして各個人の政治教育に欠かせないものです。

多くの国で政治が国内志向に偏り、グローバル化した世界で経済競争が激化したことによって、これまでに成し遂げた過去の克服そして和解は、ポピュリズムや歴史修正主義的試みによって危ぶまれつつあります。同時に、世界の多くの場所で領土問題や武力紛争が未解決のまま存在しており、世界的な共通の課題や問題というものが軽視され、超国家機関は弱体化されてしまっているのが現状です。

これまで実践されてきたErinnerungskultur(記憶の文化)およびGedenkstättenpädagogik(追悼施設教育)は、新たな課題に直面しています。すなわち、歴史の生き証人が失われていくこと、時の経過と政治的課題の変化、メディア利用の形態と若者の感受性の変容というような課題です。同時に、若い世代においては歴史や政治についての教養が不十分である、つまり自分たちの歴史や過去の克服についての知識が、またその他の文化や地域についての知識も不足している様子が見受けられます。教職課程の学生や若い教員にも異文化に対する知識や国際紛争に関する知識が欠如していることもこれに影響しています。

 

本ワークショップでは、ドイツと日本における歴史に関する様々な取り組み、またグローバル化した世界の共通の課題について議論を行います。そして主に、教員養成に携わる日本とドイツの若い研究者の参加によって、学術的な考察、国際的対話や交流がこのワークショップにおいて行われることが期待されます。このような、経験に基づいた日独間の学術的対話はこれまで強く望まれてきたもので、昨今の状況に鑑みて正に必要とされるものです。また、東京にある主な歴史的記念碑や博物館の訪問も本ワークショップにおける日独対話と学術的議論の一環とされています。

 

ワークショップ「RemembranceResponsibilityReconciliation. New Challenges for Education in Germany and Japan

日程: 201910月1日~2

会場: 上智大学、四谷キャンパス 10号館301号室

 

協力: ドルトムント工科大学、フリードリヒ・エーベルト財団(FES)東京事務所

 

 

 

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